2009年06月07日

中国の、北朝鮮へ対する影響力が低下した原因は、国内の覇権争いか?

傾注!
諸君、ようこそ。

中国の、北朝鮮へ対する影響力が低下した理由。に、PMAさんから御質問を頂きました。

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僭越ながら隊長殿にご質問です。

隊長殿の前回のトピックを拝見した後に得た話なのですが、北朝鮮と中国の関係というのは中国国内の覇権争い。つまりは北京閥と上海閥の権力争いと関係するという話を読みました。

北朝鮮と関係の深いのは上海閥で、現在上海閥が権力を手中に収めていないため、中国政府(即ち北京閥)との関係が冷えているのではないかと言う話なのですが、こういった中国国内の勢力争いとの関係というのも北朝鮮情勢に関しては密接にかかわる事象なのでしょうか。
Posted by PMA at 2009年06月06日 22:57

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>北朝鮮と中国の関係というのは中国国内の覇権争い。つまりは北京閥と上海閥の権力争いと関係するという話を読みました。

誰が書いた記事なんでしょうね?
はっきり言って、それは無いと思います。何故なら、現在の中国では北京閥が人民解放軍を完全に掌握しており、上海閥は権力争いが出来る程の力を持っていないからです。実際、現在の中国で上海閥と北京閥との権力争いなどありません。

今や、江沢民も完全に力をそがれていますし、既に高齢なので御隠居状態。とてもじゃありませんが、権力闘争なんて無理。

確かに、上海閥は北朝鮮の経済活動に関係していました。マネロンなんかも、そうですよね。ですから、そう言った点では、若干の影響があっても、不思議ではありません。しかし、その様な影響は、全体から見れば無視できるレベルの話です。

結局、あ、気が付きました?wで書いた様に、朝鮮人民軍の中に居た朝鮮族幹部が、全て中国へ帰国してしまった事が、最も大きな原因だと思います。

社会主義国家と言うものは、軍事政権だと言う事を忘れてはいけません。そこでは、軍同士の繋がりが、最も大きな影響力を持つのです。経済活動での繋がりなんて、それに比べたら遥かに小さなものです。

そんなわけですから、中国国内の勢力争いが、北朝鮮情勢に密接にかかわるという事は、考えられないと思います。

ところで、中国がこんな状態ですから、北朝鮮に対して強い影響を及ぼせるのは、もうロシアしか無いですね。

北朝鮮は今のところ、ミサイルに搭載可能な核を持っていません。そして、それを自国で開発することは極めて困難。いつの話になるやら、と言ったところでしょうか。

従って、既に出来上がったモノを入手しようとするでしょうが、ロシアはそれを許さない。少なくともプーチンがいる限り、北のエージェントを殺しまくってでも、阻止すると思われます。あーおそロシアw

まあ、北にミサイル搭載可能な核を売る国なんて、あんまり考えられないんですけどね。え?イラン?パキスタン?いや、それは無いなあ。考えられるとしたら、確率は低いけどイスラエルくらいか?w



関連:胡錦涛、江沢民派を一掃。






本日の鍛錬度:☆☆☆☆☆5


posted by 隊長 at 21:32| Comment(5) | TrackBack(0) | コリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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