2008年09月18日

元公安調査庁長官の緒方氏、あらためて犯意を否定。

傾注!
諸君、ようこそ。

北海道新聞から。

緒方元長官が犯意否定 「窮地の総連救うため」

在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の売買交渉をめぐり、土地・建物や現金4億8400万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元公安調査庁長官緒方重威被告(74)は17日、東京地裁(林正彦裁判長)の公判で「(売買交渉への関与は)窮地に立っていた総連を救うためだった」と述べ、あらためて犯意を否定した。
弁護側の被告人質問に答えた。

朝鮮総連は当時、債務弁済のため整理回収機構から起こされた民事訴訟での敗訴が確実視され、東京都千代田区の中央本部の土地・建物が差し押さえられる可能性が高まっていた。

検察側は初公判の冒頭陳述で、緒方被告が社会的信用を背景に、積極的に詐欺行為に関与したと指摘していた。

2008.9.17

「(売買交渉への関与は)窮地に立っていた総連を救うためだった」

その方が、日本の国益にも繋がると判断したんでしょう。事実、その通りだし。

一般的には、緒方元長官の事を「売国奴だから逮捕されて当然」と思ってる人が多いんでしょうね。しかし、あえて言うと、この逮捕は間違いではなかったかと思います。

緒方元長官の逮捕によって、日本は北朝鮮とのパイプを一つ失いました。これはとても大きな問題です。ただでさえ、北朝鮮とのパイプは少なくなっていると言うのに…。

ご存知のように、朝鮮総連は北朝鮮の出先機関です。その中央本部と信頼関係を築き、情報を取れるのが緒方元長官だったわけですから、実際に何か問題があったとしても逮捕などせず、上手く利用すべきだったと思うのです。

インテリジェンスの世界では、相手側の諜報員と個人的な信頼関係を築く事が重要になります。それには、相手の腹を探るのではなく、本当の友人として誠意を持って接すること。緒方元長官は、そうした事を実践していたのではないでしょうか。いや、別に緒方元長官の肩を持つわけではありませんし、彼が正しい事しかやってないとは思っていません。ただ、こうした事件を単純に見ない方が良いと言う事です。もしかすると、他に重大な事実があって、それを隠蔽するために逮捕…なんて事も考えられる…かな?w

ところで、そもそも諜報と言うのは、スパイ映画などにある様に、相手側を出し抜くのが第一義ではありません。相手側の諜報員と信頼関係を構築し、お互いの考え方や真意を理解し合い、何かトラブルが起きれば裏で話し合いの場を作り、大きなトラブルに発展するのを未然に防ぐのが第一義なんです。表に出る事はまずありませんが、こうした「諜報員=パイプ」のお陰で、戦争等の重大なトラブルが回避できた事例は世界中に沢山あると思って間違いありません。

さて、こんな事書くとさ、ま〜た「あすなろ愛国者」みたいな単純馬鹿が、頓珍漢なことをコメントしたりするんだよなw



本日の鍛錬度:☆☆☆☆☆5




posted by 隊長 at 22:23| Comment(5) | TrackBack(0) | ニュース関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近の日本の警察は「泳がせて利用する」って事をしないみたいですね。
きっと、勧善懲悪映画の見過ぎなんです。

私利私欲の為に蓄財してたって言うなら問題ですけど。
Posted by まだ名を秘すミニw at 2008年09月18日 23:17
えーっと、えーっと。。(・ω・`)(´・ω・)

何か面白いこと書こうと思ったけど私の文才では無理なんで普通に。(´・ω・`)

とりあえず、緒方重威氏を確保しておきたかったってのはあり得ますかねぇ?
Posted by あすなろ播磨屋 at 2008年09月19日 00:03
情報よりお金の動きに関する問題を優先させたからとかでしょうか。

あるいはすでに不要になったとか。
Posted by U.K.Name at 2008年09月19日 02:44
お久しぶりです。
最近、佐藤優氏の本ばかり読んでる8です。

>インテリジェンスの世界では、相手側の諜報員と個人的な信頼関係を築く事が重要になります。それには、相手の腹を探るのではなく、本当の友人として誠意を持って接すること。

戦時中「秘密戦(諜報戦)は愛と誠」といわれていたそうです。共存の道を模索するならこれがベストですよね。
Posted by 8 at 2008年09月20日 08:34
ミニクーパーどん
>私利私欲の為に蓄財してたって言うなら問題ですけど。

その可能性もゼロではないけど、そうした場合でも、わざと目をつぶる事も必要だったり。


播磨屋さん
>とりあえず、緒方重威氏を確保しておきたかったってのはあり得ますかねぇ?

どうなんでしょうね?


U.K.Nameさん
>情報よりお金の動きに関する問題を優先させたからとかでしょうか。

あるいはすでに不要になったとか。

うーん。何とも言えませんねえ。


8どん
いよう、リアル源五郎先生、久しぶりw

>戦時中「秘密戦(諜報戦)は愛と誠」といわれていたそうです。共存の道を模索するならこれがベストですよね。

まさに。
Posted by 隊長 at 2008年09月22日 21:33
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