2008年11月10日

ロシア原潜「ネルパ(Nerpa)」事故、発生したホスゲンで窒息死?

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露潜水艦事故、ガスマスクの不足が死者数増の一因 専門家が指摘

【11月10日 AFP】日本海を試験航行中に、消火装置の誤作動で20人が死亡したロシア海軍の原子力潜水艦「ネルパ(Nerpa)」の事故について、元ロシア海軍高官で海洋技術専門家のGennady Illaryonov氏は9日、同潜水艦には訓練を受けていない技術者などの民間人が多数乗り込んでおり、ガスマスクが足りなかったことが死者数が増えた原因だと指摘した。ロシア通信(RIA)が報じた。

Illaryonov氏は「乗艦していた民間人のうち、すべてに対し(必要とされる安全)装備が行き渡っていなかった可能性を排除できない。また、装備があっても使い方を知らなかった可能性もある」と語った。

潜水艦の乗組員には通常、消火用ガスの噴出などに備え、呼吸装置が支給され訓練も受けているという。Illaryonov氏は「この形式の潜水艦のすべて乗組員には、こうした装備が支給されているはずで、これを使えば20分は呼吸が可能だ」と語った。

Illaryonov氏はまた、ネルパの自動化された手順に頼りすぎたことも死者が増えた原因の1つだとしている。

同氏によると、現在のロシアの原潜は自動化が進んでおり、乗組員は米軍の原潜の約半分の70人ほどですむという。その上で、インドへの引き渡しを前にした試験航行だったとはいえ、81人の軍人も含め、通常では考えられない208人もの人数が乗り込んでいたことで、艦内の管理を難しくしたのだろうと問題点を指摘した。

また、同氏は「ソビエト時代は、毎年3-5隻の潜水艦を建造していた。当時と比べて今は危険に対する感性が鈍っている」と語り、現在のロシアには習熟した人員と経験が不足していると語った。

気の毒としか言いようがありません。未だに、命の安い国なんだよなあ…。

一般的に、原潜の消火システムにはハロンが使用されているわけですが、基本的にこのガス自体は人体に無害なので、単純に誤作動で放出されたのなら、死亡事故に繋がる可能性は低いと思われます。ただ、高温に晒されるとホスゲンみたいな有毒ガスが発生しますから、やはり火災が起こったのではないでしょうか。まさか、二酸化炭素の消火システムなんて採用してないよな?

ところで、以前にも書いたと思いますが、ファンヒーターを使用している室内でPC用のエアダスターなどを使うと、やはり有毒ガスが発生するのでご注意あれ。
posted by 隊長 at 21:10| Comment(7) | TrackBack(0) | ニュース関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
70人乗りの艦に208人。。。。そりゃ事故が起こったら大混乱でしょうね。。(´・ω・`)

Posted by 播磨屋 at 2008年11月11日 01:28
はじめまして、ZEROと申します。
70人乗りの潜水艦に、よくもまあ208人も乗ったこと、と感心します。寝床を2交替制にしたって、倍の160人が良い所でしょうに。
ロシアの潜水艦は、居住設備が充実して・・・いそうにないなぁ。
日帰りの短期航海だったんでしょうか。それでも食事ぐらいは問題になるし・・・ひょっとして、奴隷船状態?
Posted by ZERO at 2008年11月11日 01:41
なんで208人も乗っていたのでしょう??

インドから軍関係者が視察に訪れて同乗していたとか…???

(´・ω・`)なんにしろ平時の事故というのは如何ともしがたい気分になります。
Posted by PMA at 2008年11月11日 09:16
>高温に晒されるとホスゲンみたいな有毒ガスが発生しますから

ということは、消火設備の稼動している火災現場は、ホスゲンなどがイパーイですか?
Posted by shin at 2008年11月11日 19:17
皆様

試験航行ですから、その程度の人数が乗っていても不思議ではないですが。各システムのチェックには、通常の運行人員より遥かに多くの人員が必要になりますし。

shinさん
>ということは、消火設備の稼動している火災現場は、ホスゲンなどがイパーイですか?

火災の程度によるでしょうが、そのために消火システムが作動している間は退去するようになってますね。
Posted by 隊長 at 2008年11月11日 23:50
隊長様

レスありがとうございます。
退去するようになってることすら知りませんでした。
Posted by shin at 2008年11月12日 23:38
隊長殿。

なるほど、補足情報ありがとうございます。
Posted by PMA at 2008年11月13日 00:18
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