諸君、ようこそ。
モンゴルの冬。の続き。
以前のエントリ、冬のモンゴルで遭難。でも書いたのですが、冬のモンゴルを舐めちゃいけません。ウランバートルやその周辺ならまだ良いのですが、地方へ迂闊に出てしまうと、とんでもない事になる場合も。で、3月のある日、地方の軍営地へ向かっていたと思って下さい。この時は民間の技術者達を連れて行くと言う事で、彼等の車に同乗させて貰っていたのです。出発した時、ウランバートルは晴天。気温も−15℃程度で暖かかったのですが…。

お昼を過ぎた頃から急にブリザードに襲われます。雪原の轍はすっかり消え、完全なホワイトアウト状態w その内、雪溜りに突っ込んでしまいます。必死に脱出を試みるも、100mも進まない内にまた雪溜りに…。軍用車両ではないので無線が使えません。携帯電話?通じるわけないっすw

そこへ軍の車両、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
演習に出ていた1個中隊が偶然通りかかったのであります。いよっ!て感じの少佐。この時はまさに、地獄に仏でありました。

早速、救出活動が始まります。いやいや、こういう時、軍隊というのは頼もしいですな。

よっしゃー!なんとか脱出!しかしこのブリザードは凄いですよ。気温は−20〜25℃程度なので大した事はないのですが、風速が20m以上あるので体感温度がねえ。しかも、慣れてない人間は風に流されて、どんどんあさっての方向へw 実は、この日のブリザードは凄まじかったのです。通りかかった中隊も原隊へ復帰する事が出来ず、途中で引き返して来た位ですから。まあ、そのお陰で助かったので、複雑な心境でしたな。

ウランバートルへ引き返す途中の画像。ここまで来るとブリザードはすっかりおさまり、良い天気になりました。車両には兵士達がぎっしり詰まっております。これ、モンゴル流。スニッカーズみたいですよw(兵士ぎっしり、確かな満足w)

さて、ウランバートルへ帰ってみれば…。平穏ですな、マッタクw
本日の鍛練度:☆☆☆☆☆☆6
もう爆笑! どんな満足感なんだかw
ウホッ?
>どんな満足感なんだかw
男臭い事、この上ないのであります。身動き出来ない位詰め込みますから。その方面の方は大満足でしょうなw
ボーディサットヴァー・カツシコ殿
>ウホッ?
やらないか?w(お約束)