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北朝鮮、攻撃対象は日本 訪朝の米専門家が指摘
【ワシントン17日共同】今年1月に北朝鮮を訪問した米国の朝鮮半島問題研究者、国際政策センターのセリグ・ハリソン氏は17日、米下院外交委員会の公聴会で証言し、北朝鮮が戦争状態に陥った場合、韓国ではなく日本を攻撃するとの見方を明らかにした。
金正日総書記の健康状態悪化後、「反日感情が強く国粋主義的で、海外経験のない若手将校らが政権内で立場を強めた」ことが理由だという。ハリソン氏は取材に対し、訪朝時に知り得た「政権内の傾向」からの類推だと説明した。
証言でハリソン氏は、若手将校らは金総書記が2002年に日本人拉致を認め「謝罪したことに憤慨」しており、「日本と紛争になった場合の北朝鮮の能力を非現実的に(高く)評価し、他の高官らを憂慮させている」と述べた。
ハリソン氏は日本による植民地化の歴史が背景にあると指摘、「国連制裁の結果、事態が悪化した場合、北朝鮮は報復として韓国ではなく日本か在日米軍基地を攻撃するだろう」と予測した。
2009/06/18
わかりやすいニュースですね。
このセリグ・ハリソンって人物は、昔から北朝鮮のスポークスマンとして有名。スポークスマンと言って悪ければ、北と米国の、重要なパイプの一つ、とでも言いましょうか。
そのセリグ・ハリソン氏が、このタイミングでこんな発言をすると言うことは、北朝鮮側が慌てて、路線を転換したという事でしょうね。
これまで北朝鮮は、弾道ミサイル発射や核実験で挑発し、その後、交渉のテーブルに着く見返りに、多くの支援物資や借款を得て来ました。なので、そのパターンに味を占めていたんですが、今回は米国がそのパターンを断ち切ると言い出したので、慌てていると思われます。いつもの様に、強硬策で脅してみたものの、逆に強硬策を突きつけられて大弱り。
そこで、北の本音は“6カ国協議への復帰希望”なんですが、そこは面子を重要視するお国柄。あっさりと路線転換するわけにはいかんのですw
で、政権内部に対立があるって事にしておいて、最終的には「平和を愛する、偉大なる将軍様が強硬派を説得し、6カ国協議へ復帰する事になりました」なんて発表をするんじゃないかと。
いずれにせよ、北朝鮮に日本を攻撃するなんてオプションはありません。そんな事やったら、平壌は3日で更地になるって事くらい、彼らも承知してますわw
本日の鍛錬度:☆☆☆☆☆☆☆7
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