諸君、ようこそ。
AK47の話が意外に好評だったので、続きを少々。

この画像はT型のもの。スタンプを見ると、1950年に製造された事がわかります。ところで、「AK47」と言う呼称のお陰で妙な誤解があるのはご存知でしょうか?皆さん、「AK47」ってくらいだから、1947年に制式化されたと思ってません?いや、ソ連がこの銃を制式採用したのは1949年のことなんですよね。じゃあ「47」が何かと言うと、これは開発された年なんです。なので、このT型はかなり初期に製造されたものだと思われます。

こちらはU型。スタンプを見ると1952年の製造です。つまり、AK47の制式化から3年以内には改良型のU型が造られていたと言う事になります。それにしても、削り出しの部品は綺麗だなあ…。
追加記事:AK47U型のお話、追加。

この画像はAK47やAKMに使用される7.62×39、いわゆる「ロシアン・ショーティー」です。下が通常使用されるFMJ、上のはトレーサーですね。コパー(銅)に見えますけど、それはメッキしてるから。材質は鉄です。FMJの薬莢は塗装してあります。尚、薬莢と弾丸の境目に見える赤いのは、防湿目的で塗られた塗料。
FMJですが、鉄のジャケット(被甲)の中には鉛の層と軟鉄のコアが入っており、そのせいで、貫徹力はかなり高くなっています。
さて。多くの国では薬莢もジャケットもブラス(真鍮)を採用しています。それでは何故、ソ連は鉄を採用したのか?
はい、貧乏だからですw
銅って戦略物資で貴重品ですからね。銅と亜鉛の合金である真鍮を使うなんて贅沢は出来なかったのです。まあ、真鍮を採用した方が技術的には楽なんですけれど、あえて茨の道を行った(党からの強制だけどw)ソ連の技術者達に敬意を表します。そうそう、この“党からの強制による茨の道”ってのはPK/PKMにも共通するお話ですが、わかりますよね?ところが、そうした技術者達の苦労を全く理解せず、PKMには「技術の粋を集めた目新しいメカニズムなど、何一つありません」なんて平気で書ける阿呆もいるんですよね。そもそも、「技術の粋を集めた」って言葉の意味がわかって使ってるんでしょうか。技術者への敬意が足りんよ、マッタクw
↓本日のおまけ画像。※クリックで大きくなります

サラ大尉萌えw
次はAKMについて書くか…。
関連:AK47、T型とU型のレシーバー比較。
本日の鍛錬度:☆☆☆☆☆5
7.62×39R弾のダミーカートを買おうと考えてるのですが、錆が発生しやすそうで手入れが大変そう。
自分が所持している無可動のRPDも油断すると錆が発生するので・・・。
7.62×39R弾のダミーカートを買おうと考えてるのですが、錆が発生しやすそうで手入れが大変そう。
自分が所持している無可動のRPDも油断すると錆が発生するので・・・。
すごく面白いです。
実銃を見てみたいです。
すみません。
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楽しみにしておりますw
AKM楽しみに待ってます。
あの頃は物資欠乏の時期ですからねぇ。
そのわりに、日本が鉄カート使ったって話は聞かないなぁ・・・
寺の鐘すらも銃弾に使ったって話は聞いたけど(祖母から)
ってAKとは何の関係もない話ですね。
もげてきますorz
ここまでサラ大尉に萌える者なし。
もげてしまえ。(`・ω・´)