2010年03月08日

TT33(トカレフ自動拳銃)のお話。(5)

傾注!
諸君、ようこそ。

TT33(トカレフ自動拳銃)のお話。(4)から続きます。

ここでちょっと実包(弾薬)に注目してみましょう。
TT33に使用されるのは7.62×25なのですが…。


7.62×25分解.jpg

分解してみた。この実包はジャケットも薬莢も軟鉄に銅メッキ、弾頭はスチールコア(軟鉄弾芯)でした。ご存知かと思いますが、7.62×25の弾頭にはスチールコアのものがあります。これはおそらく、コストダウンを狙った上でのことでしょうが、副次的に高い貫通力を持つ結果となっています。一時期、警察の防弾チョッキを貫通すると恐れられたのがこのスチールコアを持つ弾頭。確かに、コンクリートブロックを撃っても貫通します。まあ、ごく近距離(5〜6m)でのことですが。


さて、こちらの画像に注目。

7.62×25.jpg

これらは独ソ戦の最中に製造された実包なのですが、薬莢はすべてブラス(真鍮)製となっています。ジャケットは軟鉄に銅メッキ…なのですが…?あれ?一発だけ妙なのが…?


何が妙なのか、わかった人はコメ欄で。



続きます。




本日の鍛錬度:☆☆☆3



posted by 隊長 at 22:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 兵器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小隊長殿今晩は。
左から2個目の実包、弾頭が薬莢と同じ色に見えます。真鍮の被覆なんですかね??
Posted by 灯台守 at 2010年03月08日 23:27
灯台守さんと同じく、
左上の2番目の子が皮被ったままです。
Posted by SSS at 2010年03月09日 13:40
条約違反の弾頭じゃないっすかw
Posted by ミニクーパー at 2010年03月11日 16:57
儀装弾じゃないんですか?
Posted by マランデル at 2010年03月11日 22:33
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック