2010年11月11日

「謎の物体」の解答。

傾注!
諸君、ようこそ。

謎の物体。の解答です。

ttyどんも長ネギ(千葉県産)さんも良い線行きましたなw そう、これは田螺みたいな巻貝なんです。

黄泥螺(ホン ニー ラー)と言いまして、泥螺と呼ばれる巻貝を黄酒(老酒=紹興酒)に生きたまま漬け込んだもの。「泥螺」の名がある通り、この巻貝は揚子江の河口や寧波の湾岸部など、汽水域の泥の中に生息しています。それを黄酒に漬け込んであるので、「黄泥螺」と呼ばれているのです。上海や寧波辺りではポピュラーな酒のつまみ。お粥のオカズにしても美味しいです。


謎の物体2.jpg

殻から身を取り出したところ。この殻はとても薄くて、指先で強くつまむと簡単に崩れてしまいます。泥底に生息しているので、身を守るための強固な殻は必要ないのかも知れませんね。

取り出した身の方を見ると、黒い部分がありますよね?これは泥螺が食べた泥なので、食べない方が宜しい。口にする時には、殻の部分を指先でつまんで身を“チュッ”と吸い出すのですが、慣れると吸い加減を調節して、泥を殻の中に残したまま、身だけを食べられるようになります。

味の方は…そうですね、黄酒の風味と、ちゅるんとしてシコシコした食感が癖になりますが、味としては例えようが無いですね。しかし、白酒(パイチュウ)や老酒に合うんですよ、これがまた。


黄泥螺.jpg

この黄泥螺、中国ならどこでも売っているというわけではありません。本場は寧波や上海なので、確実に入手したければ上海辺りでどうぞ。画像の「一只鼎」というブランドがお奨めです。これにも大きさで等級がありまして、画像のは3星級。これ以上小さいのは食べにくいです。安いけど。4星級というのもありまして、こちらはかなり大きい。お値段、ちょっと高め。でも、知れてますけどね。

ああ、こんなこと書くと、ウリが今どこに居るかが(ry

そう言えば…寧波は蒋介石の出身地ですね。来年は中華民国の建国100周年です。尖閣諸島問題?台湾側も中共政府も、日本のアホなマスコミが煽るほど、日本に対して悪い感情を持ってませんよ。ついでだから書いておきますが、中共なんぞ、頭を抱えているのが実情。日本政府の対応が糞だったのは事実ですが、海保から流出した動画が日本、中国の双方に大きなダメージを与えたことを忘れてはなりません。美味しい思いをして笑いが止まらないのは米国です。

画像を流出させた保安官を英雄視する声もありますが、とんでもない話です。所詮、大局を見る事が出来ない阿呆が行った暴走行為に過ぎないのですから。おかげで、どれだけ国益が損なわれたかを、国民は冷静に考えてみる必要があると思います。




本日の鍛錬度:☆☆☆☆☆




posted by 隊長 at 22:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
二枚貝だとばかり思ってたんですけど巻貝だったとは・・・

>動画
外交のカードを一枚潰されたわけですからねぇ
確かに見てみたかったけど
Posted by ミニクーパー at 2010年11月13日 13:39
お元気なようでなにそれです!(違
まだまだ東亜漫遊は続きますか?

面白い貝ですね。食べて見たいけど、漬け込む前に泥を吐かせられないのかなぁ、と。

Posted by 弥八郎 at 2010年11月14日 18:50
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