諸君、ようこそ。
先のエントリで書いたアルタンフー軍曹。寡黙で豪胆、精強な兵士であります。ところが、彼にも弱点があります。その弱点がこれ。
「ゴリョ」と呼ばれる、キリギリスの仲間なんですが、跳ねるでなく、飛ぶでなく、ただのっそりとスローモーに這いまわります。モンゴルの草原にはこやつが沢山いるんですね。とてもユーモラスな昆虫なので、私なんかは愛らしいと思うのですが、アルタンフーはこいつが大の苦手。ある時、数名で狙撃銃の照準眼鏡を調整していたと思ってください。
私「アルタンフー、そこのSVD(ドラグノフ狙撃銃)を取ってくれ」
アルタンフー「OK、アハー(兄貴)!」
で、彼がSVDを手にしようとした時です。
(((( ;゚Д゚)))ヒィィィィー!すさまじい絶叫w 驚いた私が振り向いて見たものは、SVDのストックにとまっているゴリョと、その前でフリーズしているアルタンフーの姿。
アルタンフー「アハー!助けてくれ、早くこいつをどけてくれYO!」
もう必死ですw 結局、一人の女兵士が笑い転げながらゴリョをつまんで放り投げました。
私「あのな、軍曹。こんなの、そこら中にいっぱいいるだろ?演習の時はどうするんだよ、怖がってたら匍匐前進できないだろ?」
アルタンフー「…あの、冬の演習ならゴリョもいないしさ。」
私「…。夏はどうすんだよ、夏はよ?」
アルタンフー「ええと、夏は演習に参加しない。」
私「あのなあw 夏に敵が攻めてきたらどうすんだよ?」
アルタンフー「…いや、冬にしようよ、冬にさ。頼むよ、アハー。」
アルタンフー、(´Д`|||)だめじゃん(泣)
ちなみに、中国人労働者はこのゴリョを生きたまま、お腹の中身を啜って食べるとか。私も試しにやってみようとしたら、女兵士の○○○から「そんなことしたら、もうキスしてあげない!」とそっぽを向かれたので止めておきました。(妄想回路作動中w)
ところで、帰国以来「本日の鍛錬度」の表示がありませんが、これはですね、私がバカンスの最中だからです。鍛錬なんかしてませんよ、ええ。
虫を生で食うのか…いや、他国の食文化にイチャモンを付ける気はありませんが、寄生虫とか大丈夫なんですかね?
まぁ、そのくらいウケたと言う事で。
>まぁ、そのくらいウケたと言う事で。
桶。じゃ、そのままにしておきますw