2005年09月09日

モンゴルのおもてなし料理、ホルホック。(続き1)

傾注!
諸君、ようこそ。

モンゴルのおもてなし料理、ホルホック。の続き。

第311部隊駐屯地で、司令官のバヤルサイハン大佐達と飲み会をやった時の画像です。4月にしては穏やかな日で、草原での飲み会にはもってこい。

テント横.jpg


テント正面.jpg

春先なので、万一砂嵐が来た時の用心に、テントを張るのが常識w
このテント、ロシア軍のものをそのまま使用しているのですが、けっこう快適です。

さて、ホルホックは羊1頭を潰して作ります。贅沢ですね。ですから、本来は大切な客人をもてなす為の特別な料理なんです。モンゴルでは羊1頭がだいたい1万Tg(トゥグリグ)ですから、日本円にして約千円。日本人からすると安いのですが、ウランバートルに住む人の平均賃金が5万Tg/月といいますから、現地では結構な値段ですね。アルタンフー軍曹なんか月給3万Tg、日本円にして約3千円ですよ?ちなみに、軍営地の大佐クラスで月給10万Tg、参謀本部付の大佐で15万Tgといったところ。余談ですが、10万Tg(約1万円)で馬が1頭買えます。

さあ、最初に羊を潰さにゃならんわけですが、このあたりはグロになるので割愛致します。知りたい人はてきとーにググって下され。


解体した羊を野菜と一緒に圧力鍋に入れ、その上に焚き火で焼いた石を並べます。で、その上にまた羊と野菜、その上に焼いた石、という風に詰めていき、蓋を閉めたら熾き火の中に入れます。あとは時々揺すりながら、じっくりと出来上がりを待つだけ。
名人、料理中.jpg



そろそろ、いい感じになってきましたよ。盛んに蒸気が吹き出しています。

もうすぐ?.jpg

さて、蓋を開けてみると…。いい感じに出来上がってますね。旨そうです。

オープン.jpg


拡大画像です。

オープン拡大.jpg

野菜はニンジンとカブ、あとジャガイモ。黒いのが焼いて投入した石ですね。この石、後で大切な役目があります。

さて、続きはまた明日。

本日の鍛練度:☆☆☆☆☆☆☆☆8



posted by 隊長 at 21:15| Comment(2) | TrackBack(0) | モンゴル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
羊一頭が千円・・・やっぱし、安いというイメージですが、現地の給料としてみたら・・・・
軽々しく食べにくいですね(汗
でも、絶対いつか食べる!!!(隊長さんと♪テヘッ)
隊長さんのお返事?面白すぎです(笑
まぁ、TOMOの中でおじさんは、45歳以上かなぁ〜

ちなみに、サソリの件で覗きに来る人は悲しい事にあまりいないよーです(汗
Posted by ☆TOMO☆ at 2005年09月10日 04:06
☆TOMO☆さん
>絶対いつか食べる!!!(隊長さんと♪テヘッ)
その時は、私の部隊に御招待いたしまする。馬も沢山いるから、乗馬もできるよん。よかったら、戦車も操縦する?w
>まぁ、TOMOの中でおじさんは、45歳以上かなぁ〜
ギリで桶ですかw 私の中では、男は生涯少年でつ。ヽ(´ー`)ノ


あ、私自身は幼児だけどな。

Posted by 隊長 at 2005年09月10日 16:00
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