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時事通信から。
サンテグジュペリ搭乗機「撃墜」=独元パイロットが証言−仏紙
【パリ15日時事】童話「星の王子さま」で知られるフランスの作家アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(1900〜44年)が最後に操縦していた飛行機は、ドイツ軍戦闘機に撃墜されていた−。15日付の仏紙プロバンス(電子版)は、戦闘機に乗っていた元ドイツ軍パイロットの証言を報じた。
証言したのはホルスト・リッパートさん(88)。第二次大戦中の44年7月31日、南仏ミルの飛行場を出発、トゥーロン付近でマルセイユ方向へ向かう米国製P38ライトニング戦闘機を発見した。
「接近して攻撃を加え、弾が翼に命中した。機体は一直線に海へ落ちた。機内からは誰も飛び出さず、パイロットは見なかった。それがサンテグジュペリだったことを数日後に知った」と同紙に語った。
リッパートさんは「サンテグジュペリの作品は大好きだった。彼だと知っていたら、撃たなかった」と話した。
2008/03/15
う〜ん。この証言だけでは、真偽のほどは定かではありませんが…。
2000年に搭乗機の残骸が海底から発見され、2003年には引き上げられていたんですが、今度は撃墜したパイロットが出てきましたか。永遠に見つからない方が、ロマンがあったんですけどね。
この人の証言が本当だとすると、やっぱり、なかなか言えなかったんでしょうね。当時、サンテグジュペリはドイツの飛行機乗りにも敬愛されていたと言いますし、誰も「“星の王子様”を墜とした男」になりたくなかったでしょうから。しかし、撃墜したなら戦果報告で上官や同僚なども知っていた筈ですが…その辺はどうなのか気になります。
ところで、「米国製P38ライトニング戦闘機」と記事にはありますが、これは誤り。サンテグジュペリがその時搭乗していたのは「F−5B」と呼ばれる機体で、P38とは別物。よく、「P38戦闘機に乗っていたが、弾を積んでいなかった」「P38戦闘機の武装を降ろし、偵察機に改造していた」などと言われていますが、これも誤り。「F−5B」は最初から偵察機として製造されたものです。ただ、戦闘機のP38をベースとして設計変更していますから、外見はP38にそっくり。でも、P38を改造したレベルのものでは決して無く、設計図から別物だということです。
さて、「夜間飛行」でも読み返すか…。
ちなみにドイツ空軍の撃墜判定がどんだけ厳しかったかというと撃墜数152機のペーター・デットマン少尉の非公認撃墜数は42機にも及んだそうです、つまり4機に1機は不確実って事でカウントしてもらえてなかったって事になりますね。
><(・ω・)各軍英霊に敬礼。
<(・ω・)敬礼!
ADMIRAL56さま
流石、詳しいですなあw
やっぱり、このジイサマの証言は怪しいですねえ。
>P38を改造したレベルのものでは決して無く、設計図から別物
しかし、アメリカ、余裕だなぁ。。。。