傾注!
諸君、ようこそ。
今回、カーンクエスト2006取材の為、日本から訪れる取材団の皆様を、私がお世話させて戴くことになっておりまして。中にはモンゴルに行くのは初めて、との方もいらっしゃいますので、本日、現地情報や注意事項等をメールでお知らせしたんですね。で、送信してから気がつきました。これがエントリのネタになるって事にw
そんなわけで、一部を御紹介します。モンゴルに行く方がおられたら、少しは参考になるかもしれません。
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・現地の気候8月下旬になりますので、日本の10〜11月程度の気候とお考え下さい。日中は暑い日もありますが、曇ったり風が吹いたりすると急に寒くなります。長袖のシャツとジャケット等をお持ち下さい。
・必需品など日射しが強いので、サングラスは必需品です。疲労度が違ってきます。
他に、
1.帽子(つばのあるもの)
2.グローブ(射撃をするなら)
3.日焼け止め
4.リップクリーム(空気はとても乾燥しています)
5.小型の懐中電灯(ウランバートルはよく停電します)
6.常備薬(病院に行っても、薬が無かったりします)
7.××××(××乗馬××××××××必須××)←検閲削除w
この様なものがあると便利です。
そして、最も必要なのは「何が起きても動じない、図太い神経」、これに尽きます。これさえあれば、モンゴルでは命すら不要。と思ったけど、やっぱ命は惜しいや。大切にすれば死ぬまで使えるし。
・通貨モンゴルの通貨はTg(トゥグリグ)です。1,000Tg=約100円とお考え下さい。デパートなど、大きな店舗ではクレジットカードも使用できますが、普通の店舗では現金のみです。US$も使用できますが、銀行よりレートが悪くなります。また、$20以下の少額紙幣もレートが悪くなりますからご注意下さい。$50、$100札のみで持ち込み、銀行でTgに替えるのが尤も良い方法です。日本円からは、$に比べて若干レートが悪くなります。ホテルでのエクスチェンジは当然、銀行よりレートが悪くなりますし、銀行は24時間営業のところもありますから、銀行を利用しましょう。
尚、コンビニとかで買い物をすると、おつりにクロレッツみたいな粒ガムが混じっていることがありますが、これは少額貨幣がほとんど流通していない為です。モンゴルでは粒ガムも立派な通貨なのだ。驚かない様に。
・物価の一例キャビア(ロシア産、ベルーガ):5,000Tg
フルーツジュース(モンゴル産、500ml):250〜350Tg
ウオッカ(モンゴル産、500〜720ml):2,500〜8,000Tg
生ビール(モンゴル産、大ジョッキ):2,500〜3,500Tg
馬(モンゴル産):100,000Tg
国産の食品類は安いです。ロシア、中国、韓国からの輸入品は少し高め。日本製品は日本と変わらないか、若干高めです。馬は一頭買ったら、年間管理費が別途かかります。100,000〜200,000Tg。
・その他注意事項など1.握手モンゴルの伝統で、男同士が握手する際には、相手の手を強く握り返す、というものがあります。これは、相手の力量を見るためのもので、握り方が弱いと「軟弱な男」として馬鹿にされるわけです。最近は外国人との接触も増えたせいか、強く握り返してくる人は減りましたが、もしも握手で強く握られたら、それはあなたが試されているのです。迷わず強く握り返して、大和魂を見せてやれ。
2.帽子を貸すな、借りるなモンゴルの風習では、人の帽子を被るとその人の不幸をもらう、というので嫌います。帽子を貸すと、おまじないとして帽子の内部にツバを吐かれます。本人も、本当は被るのイヤなんだから、怒っちゃダメよ。
3.足がぶつかったら握手元はスラブ人の風習ですが、モンゴルでは他人と足がぶつかった際、お互いに握手する習慣があります。これは「ごめんなさい、あなたと争うつもりはありませんよ」という意味です。いきなり、見ず知らずのモンゴル人から握手されても驚かないように。尚、この際は強く握り返す必要はありません。自分が先に気付いたら、相手の手に軽くタッチするだけでもOK。合法的に、若くて綺麗な女性の手にタッチしたければ(検閲削除)
4.「ありがとう」「ごめんなさい」の言葉は期待しない「バイラルラー(ありがとう)」は、一般的なモンゴル人ならあまり口にしません。「ありがとう」と言う言葉が、日本よりもずっと重いからです。荷物を抱えている人の為にドアを開けたり、落とし物を拾ってあげたりとかは当然の事ですし、感謝の気持ちは、口にしなくても相手に伝わっている、とモンゴル人は考えます。わざわざ、口に出してまでお礼を言ったり言われたりする事では無い、と言うことです。「バイラルラー」はもっと重大なところで使う言葉。命を助けられたとか、莫大な利益を手に入れる事ができた、とかw でも、日本人がちょっとした事で「ありがとう」を口にするのはかまいませんよ。何で?てな顔をされるかも知れませんが、そこは気にしない。
「オーチラーラレ(ごめんなさい)」もあんまり言いません。失敗や相手にかけた迷惑は、自分が一番よくわかっているし、反省もしているからです。モンゴル人(特に男性)はとても誇り高いので、メンツを大切にします。ムッとした顔をしていても、内心ではとても反省しているので、「ごめんなさい」の一言が出ないからと言って、追いつめるのはやめましょうw この辺は、中国人に対しても同じですね。
もちろん、ホテルのフロント係や旅行社のガイドなど、外国人と接触する仕事の人は普通に口にしてます。また、最近は外国人と接触する機会が増えたせいでしょうか、以前に比べるとありがとう、ごめんなさい、を言う人が多くなった気がします。
5.乾杯は3回、終わるまでは勝手に飲まない。初対面の人間と親しくなるには、一緒に食事をして飲む事が重要です。現在のモンゴルでは、正式な乾杯はウオッカで行います。グラスになみなみと注いだら、ホストが一回目の乾杯の音頭をとります。「本日は、遠方から新しい友人が訪れてくれたことを、大変嬉しく思っています〜」なんて口上を述べた後、グラスを掲げて「トクトーイ!(乾杯)」。基本的に一気に飲み干しますが、お酒を飲めない人はグラスに口をつけるだけでもOK。しばらく歓談してから、別の誰かが同様に口上を述べ、2回目の乾杯。この間、勝手にウオッカを飲んではいけません(ビールは飲んでも大丈夫)。そして、再び歓談の後、3回目はゲストの誰かが同様に口上を述べ、乾杯します。これが終了すればもう、お友達w あとは、徹底的に飲んで酔い潰れましょう。ここで酔い潰れる事は恥ではありません。むしろ、「これだけ飲んで酔い潰れると言うことは、私達に心を開いてくれた証拠だ」と解釈されるので、翌日からの関係が良好になりますw
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まだまだ、他にも面白い話はあるんですが…。
その内、また書きます。
本日の鍛練度:☆☆☆☆☆☆6